トンボ・塗り足し
- もくじ
- トンボとは?
- 日本式トンボと西洋式トンボ
- 塗り足しとは?
- Illustrator・InDesignからPDFを書き出す際の注意点
- 切れてはいけないオブジェクト(文字等)は、仕上がりより内側3mm内へ!
トンボとは?
仕上がり位置を指定する時に用いる印になります。下図の様に内側のトンボで切った位置が仕上がり位置となります。
日本式トンボと西洋式トンボ
日本式トンボ
日本式トンボは、四隅に二重線が縦横に入り、かつ四辺の中央に十字の線が入ったものになります。
西洋式トンボ
西洋式トンボは、角に二本の線が縦横に入ったものです。この線が塗り足し部分に入っていると、データ不備となりますのでご注意ください。
また、商品の種類によっては西洋式トンボでのご入稿に対応していないものもございます。確認を希望されるお客様は、ご注文の前に一度お問い合わせください。
塗り足しとは?
印刷は大きな用紙にまとめて印刷した後、断裁して仕上げます。紙面の端の部分まで色や写真が入るデザインの場合、データ上で紙面ギリギリの所まで作成してあると、断裁の際にほんの僅かなズレが生じただけで、用紙の色(白地)が出てしまう可能性があります。(※1)下図)
それを想定し避けるため、仕上サイズの外側まで若干(3mm程)余分に色や写真の幅を広げておく必要があります。
これを「塗り足し(ぬりたし)」といいます。
Illustrator・InDesignからPDFを書き出す際の注意点
Illustrator・InDesignからPDFを書き出す際はトンボと裁ち落としの設定が必要です。
トンボと裁ち落としの設定がされていない場合、仕上がりサイズ(アートボードサイズ)でPDFが書き出されてしまい
塗り足しが反映されません。
Illustrator PDF 保存画面
InDesign PDF 保存画面
切れてはいけないオブジェクト(文字等)は、仕上がりより内側3mm内へ!
塗り足しと同様に、断裁時のズレが起きてしまうのは外側だけではありません。内側へ数mmズレが起きてしまう可能性があります。もし仕上がり位置ギリギリの所に文字等、切れてはいけないオブジェクトがデザインされている場合、断裁時に切れてしまう可能性があります。それを防ぐ為に必ず内側3mm以内へデザインを行って下さい。
- 文字等のデザイン
- 切れてはいけないデザインは内側3mm内にデザインする事を推奨致します。
- 仕上がり位置(仕上がり線)
- この線の位置で断裁され仕上がります。
- 塗り足し
- 塗り足しはこのラインまで作成